ガン検診(子宮ガン・乳ガン・大腸ガン)

子宮ガン検診

20才代の子宮ガンが増えてきています。女性は20才代からガン検診を受けることをお勧めします。
通常の検査は子宮頚ガンの 細胞診です。検査は直接子宮の入口から細胞を採って検査をします。まったく痛みも無く30秒ほどで終ります。
当院では同時に子宮と卵巣の超音波検査を行い、子宮筋腫、子宮内膜増殖症、子宮体ガン、卵巣腫瘍などの早期発見に努めています。また、毎年がん検診を受けることで、子宮内膜症や各種感染症、閉経後の泌尿生殖器の萎縮など早期に見つけ治療することが出来ます。
防府市保健センターから20才の女性には、子宮ガン検診無料クーポンが届きます。以後は2年毎の検診受診券が届きますので、利用をおすすめします。

Q&A

Q 症状はどのような感じでしょうか?
頸ガン・・・ 初期はほとんど自覚症状がありません。しかし、ガンが進行すると月経でないときの出血や、性交渉の際に出血がみられることもあります。
体ガン・・・ 初期症状は不正出血です。進行すると出血と子宮の腫大がおこります。

Q 子宮頸がん子宮体がんと2種類ありますが?

子宮頸がんは子宮の入口のところから発生するもので、若年から高年まで発生が見られます。
30才、40才、50才代に多発します。

 子宮頸ガンについて詳しくはクリック

子宮体がんは子宮内膜から発生するもので、子宮の不正出血を伴い、閉経後に多発します。若年者でも月経の無い人は要注意です。
体がん検査の対象者は、閉経後に不正出血があった時又は超音波エコーで子宮内膜に肥厚が見られた時です。
体がんの検査は、子宮の中に検査器具を挿入して細胞を採ります。この細胞診でガン疑わしい時は、子宮内膜の組織検査をします。

Q 検査結果は、どのくらいで出るのでしょうか?
検査を受けてから、5〜7日程度で結果は出ます。

Q 近年子宮ガンの発症年令が下がってきたのは何故なのでしょうか?
20才から検査をということですが?

食生活等の環境変化や、性交開始の低年齢化が原因です。
1年に1回は検査を行うことをお勧めします。

Q 毎年受けなければいけないのでしょうか?
毎年受けることが早期発見の機会をより確実にすることが出来ます。

 

乳がん検診

元来、日本人女性には少ないとされていましたが、近年増加しつづけ、女性が最もかかりやすいガンとなっています。日頃から自己検診で気をつけたり、がん検診を定期的に受けることをお勧めします。


Q 乳がん検査はどのようにしますか?

当院では、視診・触診それに専用のプローブを用いた超音波エコーによる乳がん検査を行っています。乳がんは早期発見が重要なので、乳房の異常を感じることがあれば、来院してご相談していただければと思います。
子宮ガンと合わせて毎年の検診をお勧めします。
なお、精密検査が必要と思われる場合は専門医に紹介しています。
市のマンモグラフィー検査は是非お受けになるようおすすめします。

Q 乳房のしこりは乳がんと関係ありますか?
良性あるいは、悪性の腫瘍である場合と、体質的な乳腺の変化でしこりが触れているだけの場合があります。良性でも悪性でもそれぞれに応じた手術が必要になります。しこりは経過を追いながら消失を待ちます。超音波検査である程度判明します。

Q 乳腺症とはどのような病気でしょうか?
35才〜45才の女性に起こりやすく、女性ホルモンのバランスの乱れにより乳腺のしこりや痛み、時には乳頭分泌などの症状が生じます。これらの症状は、月経前に強まり、月経終了後に軽くなります。漢方薬で治るものもあります。

Q 乳がんにかかりやすい人は?
年令的に30才代後半から急増し40〜50才代に多く発生します。早期発見が大事ですので、30才から定期的に子宮ガン検診と合わせてお受け下さい。
当院では、乳ガン検診の際には、自己検診法の指導も同時に行っています。

大腸ガン検診

女性では、乳ガン、子宮ガンに次いで、多く発症するガンです。 防府市保健センターから、40才になった年度に乳ガンと大腸ガンの無料検診クーポンが届きます。 以後は保健センター検診受診券で受けることになります。 検診方法は簡単な便潜血検査(検便)です。 検査キットをお渡ししますので、2日間、自宅で便を採取し、当院窓口に提出してください。 結果は保健センターから郵送で届きます。